2025.06.03

コーディング

HTMLメールのコーディング代行は必要?外注するメリットとおすすめの依頼先

HTMLメールのコーディング代行は必要?外注するメリットとおすすめの依頼先

メールマーケティングを成功させるためには、文字やボタンを装飾してクリック率を高められる「HTMLメール」の活用が欠かせません。

しかしHTMLメールを作成するためには、Webサイト向けのコーディングではなく、メール向けのコーディングテクニックが必要です。そのためHTMLメールを作る際は、自作するよりプロのコーディング代行会社に依頼するほうがいいでしょう。

この記事ではHTMLメールのコーディングを外注するメリットや、おすすめの依頼先について紹介します。HTMLメールの作成を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

HTMLメールとは?

HTMLメールとは?

そもそもメールは、テキストメールとHTMLメールの2つに大別されます。

テキストメールとはその名のとおり、テキストデータだけで構成されたメールです。基本的にはモノクロで、見出しや本文もすべて同じフォントなため地味ですが、データ容量が軽くどのような環境でも閲覧しやすい点はメリットといえるでしょう。

一方でHTMLメールとは、本来はWebページの構築に用いられる「HTML」というマークアップ言語を使って作成されたメールのことです。HTMLだけではなく、デザインを整えられる「CSS」も使えるため、まるでWebページのように装飾されたメールを作成できます。

HTMLメールではアピールポイントやリンクボタンなどを強調できるため、読み手から反響を得やすい点はメリットといえるでしょう。また、解析コードを埋め込めば、開封率やクリック率などの解析も可能です。

HTMLメールとは?2

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HTMLメールのコーディングで押さえておくべき4つのポイント

さて、HTMLメールのコーディングで押さえておくべきポイントとしては、次の4つが挙げられます。

  1. Webサイトのコーディングとは異なるルールや制限がある
  2. 共通のレイアウト仕様や形式が存在しない
  3. 容量制限を意識してファイルサイズは小さく抑える
  4. 画像はURL指定、動画は静止画+リンクで対応する

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1.Webサイトのコーディングとは異なるルールや制限がある

同じHTMLを使うとしても、WebサイトとHTMLメールのコーディングはまったく制限が異なります。

Webサイトは最新ブラウザでの表示を前提としているため、比較的新しい「HTML5」や「CSS3」といった技術を使用するべきです。

一方HTMLメールは、OutlookやGmailのみならず、Yahoo!メールやApple Mailなどさまざまなメールクライアント(メーラー)での表示を想定しなければなりません。メーラーによっては最新のCSSに対応していない場合もあり、Webサイトと同じようにコーディングをするとレイアウトが崩れてしまう可能性があります。

2.共通のレイアウト仕様や形式が存在しない

Webブラウザにはある程度統一されたルールがありますが、HTMLメールを表示するメーラーは先述したとおり多種多様なため、共通のレイアウト仕様や形式が存在しません。

そのため基本的には1カラム(多くても2カラム)のレイアウト構造とし、表示崩れが生じないか主要なメーラーでテストするケースが多いです。

3.容量制限を意識してファイルサイズは小さく抑える

メーラーやメールサービスプロバイダごとに規定は異なりますが、一定以上の容量のメールは「省略表示される」「迷惑メールと判断される」「受信されない」といったケースも珍しくありません。たとえばGmailの場合、102KB以上のHTMLメールが届くと省略表示されることがあります。

そしてテキストメールと異なり、HTMLメールは容量が大きくなりやすいことが特徴です。

ユーザーまで届かなければHTMLメールを配信する意味がないため、コーディングする際は容量制限を意識してファイルサイズをなるべく小さく抑える必要があります。

4.画像はURL指定、動画は静止画+リンクで対応する

HTMLメールでは、画像や動画の取り扱いにも特殊なルールがあります。

まず画像についてはWebサーバーにアップロードし、そのURLをHTMLコードで指定します。メールに画像を直接埋め込むと、ファイルサイズが非常に大きくなってしまうためです。

また、メーラーの機能上、HTMLメールの本文内で動画を直接再生させることはできません。そのため動画を見てもらいたい場合はサムネイル(静止画)をメールに挿入し、その静止画に動画のURL(YouTubeや企業ホームページなど)をリンクします。

コーディングアーミーCTA

HTMLメールの構造

ここまで紹介した各種ポイントをふまえ、HTMLメールの構造をコーディング手順に沿って見ていきましょう。

  1. DOCTYPEの指定(文書型宣言)
  2. テーブルレイアウトによる枠組み構築
  3. テキストコンテンツの作成
  4. CSS実装(埋め込み型・インライン形式)

それぞれ詳しく解説します。

1.DOCTYPEの指定(文書型宣言)

まずはHTML文書がどのバージョンのHTMLで書かれているかをブラウザやメーラーに伝えるために、<!DOCTYPE html>を指定します。

なお、互換性の観点から、比較的新しいHTML5ではなく、多くのメーラーで安定して解釈される古いタイプのHTML4.01かXHTML1.0を指定するといいでしょう。(ただし最近はHTML5を適切に処理するメーラーも増えてきています)

2.テーブルレイアウトによる枠組み構築

先述したとおり、HTMLメールでは表示崩れを防ぐために、<table>タグ(テーブル要素)を使ってカラムを構築していくのが一般的です。

Webサイトで一般的な<div>タグを用いたモダン風のレイアウトは、表示崩れの原因となるため避けるべきでしょう。

3.テキストコンテンツの作成

つづいてテキストコンテンツを作成していきます。

Webページを作る際は<h1><h2><h3>などの見出しタグを使いますが、HTMLメールでは表示崩れの原因となりかねないため避けることが多いです。

文章の段落を構成する<p>タグや、箇条書きリストを構成する<ul>や<ol>タグ、リンクを設定する<a>タグは使用して問題ありません。Webサーバーにアップロードした画像のURLを指定するときは<img>タグを使用します。

4.CSS実装(埋め込み型・インライン形式)

HTMLメールではCSSの書き方にも工夫が必要です。そもそもHTMLメールでは、外部スタイルシートが使えません。そのため<style>タグによる埋め込み型か、各タグ内に直接記述するインライン形式でCSSを実装します。

埋め込み型<head>タグ内に<style>タグを記述し、CSSをまとめて定義する方法
インライン形式HTMLタグのstyle属性の中に、CSSを直接記述する方法

インライン形式はすべてのメーラーで安定して表示されるためおすすめです。

HTMLメールのコーディングを外注すべき理由

HTMLメールのコーディングを外注すべき理由

さて、ここまでHTMLメールを作成するために知っておきたい各種ポイントについて紹介してきましたが、次のいずれかの理由に納得できる場合には、コーディング工程はプロの代行会社に外注することをおすすめします。

  • HTMLメール特有の仕様に対応してもらえる
  • GmailやOutlookでの崩れを事前に回避できる
  • キャンペーン設計など本来の業務に専念できる

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

HTMLメール特有の仕様に対応してもらえる

繰り返しとなりますが、WebサイトとHTMLメールではコーディングルールがまったく異なります。そのためWebコーディングに慣れているからといって、必ずしもHTMLメールを作れるとは限らないのです。

コーディング代行会社はWebページだけではなくHTMLメールのコーディングにも慣れており、メール特有の仕様に対応してもらえる点は大きなメリットといえるでしょう。

GmailやOutlookでの崩れを事前に回避できる

「HTMLを自作したものの、GmailやOutlookでレイアウトが崩れてしまった」という経験がある方もいるのではないでしょうか。

Googleが提供するGmail、Microsoftが提供するOutlookは利用者数が多いメーラーですが、実は仕様が大きく異なります。とくにOutlookはシェア率が大きいにもかかわらず、次のような制限があるため注意しなければなりません。

  • aタグにmargin・padding(余白調整)が効かない
  • border-radius(要素の四隅に丸みをつくるCSSプロパティ)も効かない
  • 背景画像もグラデーションも使えない

そのためOutlook向けにHTMLメールを作成する場合、「Microsoft Word」を用いることもあります。(Wordで正しく表示されるものは、Outlookでも正しく表示されるため)

しかし反対に、Wordで作成したHTMLは、Gmailを含む他のメーラーで正常に表示されないことがあるのです。

このように、シェア率の高いGmailとOutlookの両方で適切に表示されるHTMLメールを作るのは簡単ではありません。修正作業に多くの工数を取られることを考えると、自作するよりも、これらメーラーの特性を熟知しているコーディング代行会社に頼ったほうがいいでしょう

キャンペーン設計など本来の業務に専念できる

メールマーケティング担当者の本来の業務は、HTMLメールのコーディングではなく、ターゲット顧客の分析をしたり、魅力的なキャンペーンを企画したりすることです。

しかしHTMLメールの複雑なコーディング作業に時間を取られてしまうと、これらの本来の業務に使う時間が減ってしまいます。

戦略的な業務になるべく多くの時間を使うために、あくまでも作業であるコーディングは代行会社に外注することを検討してみてください。

HTMLメールコーディングの外注先

さて、HTMLメールコーディングの外注先としては3つの選択肢が考えられます。

依頼先特徴
Web制作会社費用が高いHTMLメールのコーディングに対応しているとは限らない
スキルマーケット費用は安いクオリティが担保されず、失敗する可能性がある
コーディング代行会社実力のあるコーダーが在籍している費用対効果が高い

依頼先ごとの特徴について見ていきましょう。

Web制作会社

普段ホームページを制作しているWeb制作会社は、当然HTMLやCSSなどのコーディング技術を持ち合わせており、メールのデザインから対応してもらえる可能性があります。

しかし、HTMLメールのコーディングのみのような小規模案件を依頼するとなると、費用が割高になるケースが多いでしょう。
また、あくまでもWebサイト制作が主な業務であるため、必ずしもHTMLメール特有のコーディング技術を持っているわけではありません。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスを使えば、フリーランスや副業人材にHTMLメールのコーディングを依頼することも可能です。個人に直接依頼できるため費用を抑えやすく、外注予算を確保できない場合には選択肢となるでしょう。

ただしクラウドソーシングに登録している人材は玉石混交です。WebページとHTMLメールの違いを知らず、同じコーディング案件として受託しているフリーランスコーダーがいないとも限りません。そのようなコーダーに依頼してしまうと、表示崩れが起こったり修正対応に時間がかかったり、多くのトラブルに見舞われる可能性があります。

クラウドソーシングサービスはクオリティが担保されていないため、外注に失敗する可能性があることは留意しておきましょう。

コーディング代行会社

コーディング代行会社(コーディング代行サービス)は、HTMLメールの制作外注先としてもっともおすすめの選択肢です。

メールマーケティングやメーラーごとの表示仕様に精通した実力のあるコーダーが在籍しているケースが多く、安心して任せられます。
また、小規模なコーディング案件も適正価格で対応してくれるため、費用対効果が高い点も特徴です。

コストを抑えつつ高品質なHTMLメールを作りたい場合は、ぜひコーディング代行会社を活用してみてください。

HTMLメールのコーディング代行ならコーディングアーミーがおすすめ

出典:コーディングアーミー

ここまで紹介したポイントをふまえると、HTMLメールの制作を外注するなら、コーディング代行サービス「コーディングアーミー」がおすすめです。

コーディングアーミーは次の特徴を兼ね備えており、HTMLメールのコーディング案件も安心してお任せいただけます。

  • HTMLメールに精通したコーダーが対応
  • 品質チェック体制・実装後の検証も充実
  • 明瞭な料金体系

それぞれの特徴について詳しく紹介するので、ぜひご検討ください。

HTMLメールに精通したコーダーが対応

コーディングアーミーは200名を超えるコーダーを、その実力に応じてランク付けしています。

ランク対応範囲
スチューデントクラス標準仕様コーディング
アシスタントクラス標準仕様コーディング
レギュラークラス標準仕様コーディング
CMS構築
アニメーション実装
プロクラス標準仕様コーディング
CMS構築
アニメーション実装
サーバー移転
マイスタークラス標準仕様コーディング
CMS構築
アニメーション実装
サーバー移転
ディレクション対応

それぞれのコーディング案件に最適なコーダーをアサインするため、コーダーの実力不足に悩む心配はありません。

品質チェック体制・実装後の検証も充実

品質チェック体制・実装後の検証も充実

品質チェック体制が充実していることも、コーディングアーミーならではの特徴です。

担当コーダーが記述したソースコードは、必ず最上位ランク(マイスタークラス)のコーダーがチェックしています。さらにコード実装後はメーラーでの検証も実施するため、表示崩れのリスクを最小限に抑えられることがポイントです。

意図したとおりに表示されるHTMLメールを制作したいと考えている方は、ぜひコーディングアーミーにご相談ください。

明瞭な料金体系

基本的なHTMLメール1通あたりの料金は次のとおりです。

項目費用備考
コーディング費用5,000円〜※シンプルな構成、画像・テキスト中心の内容
※アニメーション、動的コンテンツ、特殊なデザインは不可

コーディング内容のご要望によって左右することもありますが、ご依頼前に必ず明確な費用をご提示いたしますので、安心してお任せください。

まとめ

メールマーケティングに欠かせないHTMLメールですが、Webページとは意識すべきポイントが大きく異なるため、表示崩れしないメールを作るためには専門的な知識が求められます。

マーケティング担当者がHTMLメール構築に必要なコーディング技術をゼロから学ぶことは非効率なため、ぜひコーディング代行サービスへの外注を検討してみてください。

「コーディングアーミー」にはさまざまなコーダーが在籍しており、HTMLメールのコーディング代行にも対応しております。ご要望に沿ったコーダーをアサインいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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